【院卒で生産技術】きついと感じて辞めたい理由

突然ですが、生産技術の仕事は突発的なトラブルへの対応や厳格なスケジュール管理が求められ、多くの場合、ストレスやプレッシャーにさらされます。生産技術を本来志望していなかった筆者が、生産技術での業務を通じて感じた良い点と困難な点を整理し、なぜこの仕事からの転職を考えるようになったのかをご紹介します。

私には合わなかった生産技術

希望とのギャップ

私は大学院修士課程を修了した後、技術系の総合職としてメーカーに入社しました。当初、私は研究か商品設計に興味を持っていましたが、希望はかなわず、生産技術に配属されました。そして、この職場での経験を通じて、生産技術に適さないと感じるようになりました。

生産技術で困難な点

調整が困難

生産技術者は多くの部門や関係者と連携し、異なる要望を調整しなければなりません。現場、生産管理、品質保証など、異なる部門とのコミュニケーションが頻繁に必要で、これがストレスの原因となりました。個々の要求が一致しない場合、仕事が複雑になり、調整が難しくなります。

突発的なトラブルが多発

生産技術の仕事では、予告なしに発生する問題に迅速に対処する必要があります。しかしこれらの問題に対応できないと、他部署からプレッシャーを受け、精神的な負担が増えます。トラブルが生じると、休日出勤や早朝からの出勤が求められ、生活への影響も大きいです。

人間関係の複雑さ

生産技術部門では、人間関係が難しいと感じる人が多いようです。大卒と高卒の間には明確な価値観の違いがあり、コミュニケーションが難しいことがあります。生産技術部門でのベテランは高卒であることも多く、大卒者にとっては適応が難しい場面もあります。生産技術部の中でも、人間関係に困っているという話を何度か耳にしたことがあります。

海外勤務のリスク

生産技術の仕事は、他の部門と比較して海外での勤務のリスクが高いことがあります。現地の労働環境が厳しいこともあるため、海外赴任は長時間労働や連続勤務が発生する可能性が高いです。私は将来的なことを考えると海外で働きたいとは思えないので、大きなデメリットだと感じます。

田舎での勤務

田舎での勤務は私には合いませんでした。娯楽施設や店舗が限られており、インドア派の私でさえ、退屈だと感じる場所でした。田舎での働きは不自由を感じるようになりました。

生産技術のポジティブな側面

幅広い仕事

生産技術の仕事には、事務作業と現場作業の両方が含まれ、日々の仕事に変化があり、モチベーションを維持しやすいです(定常作業がかなり少ないと思います)。機械操作の機会も多く、実際に製造プロセスに関与することができるのが魅力です。

打ち合わせが少ない

研究部門と比較して、生産技術の仕事では面倒な打ち合わせが少ない傾向があります。上司からの過度な干渉も少なく、自分の仕事に集中しやすい環境です。私の係長はこのような理由から生産技術の方がよいと言っていました。

転職を考える理由

転職しようと考えた最終的な理由は以下のようになります。

結婚との両立が難しい

結婚を考える際、生産技術の仕事は厳しい状況になることがあります。生産拠点は海外にあることが多く、海外赴任のリスクが高いため、将来に対する不安が存在します。また、共働きが一般的になっている中で、家族に対する負担も考慮しなければなりません。共働きを希望されていれば、実現は非常に難しい状況になるといえます。

ワークライフバランスの調整が難しい

メーカーでの生産技術の仕事は、長期休暇にも関わらず仕事に縛られることがあり、計画が立てにくいことがあります。突然の残業もストレスの原因となります。

複雑な人間関係

多くの人との関係を築く必要があるため、生産技術の仕事は人間関係の難しさが挙げられます。特に学歴差別の問題がある場合、適応に苦労することがあります。

田舎での生活の不適応

田舎での生活は、特に都市部での生活に慣れた人にとっては難しいことがあります。娯楽や施設の不足がストレスの原因となり、仕事との調和が難しく感じられることがあります。

転職するべきか

生産技術は人により好き嫌いがかなり別れると思います。技術的なことが好きな人にとっては人との関わりに時間が大きく割かれるので合わないかもしれません。技術系でどの仕事に着くか悩んでいる人は、人付き合いが好きかどうかを一つの判断基準にするといいかもしれませんね。キャリアを変更するとまた様々なリスクも発生するので、悩ましいものです。

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